伝統の技「うづくり」テーブル

皆さま、こんにちは。彩工房の向です。

お客さまから塗替えのためお預かりしましたテーブル。
浮造と書いて「うづくり」という木材の加工方法です。
表面をこすり、柔らかい部分を磨きながらそぎ落とし凹凸を付ける技術です。
木目が浮き上がり独特の質感となります。

滑りにくい、冬は暖かく夏はひんやりとした触り心地といった実用的なメリットだけでなく、その美しさ、木の持つ温かみと年月とともに増す味わいは特別なものです。

こちらを使い、テーブルの表面を丁寧にこすっていきます。

刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後、干して麻紐で束ねた道具。
木材の使用年数や、部位によって道具を使い分けます。

丁寧に表面を磨き、凹凸を出していきます。


木目が浮き上がるように凹凸があるのがご覧いただけますか?

独特の質感が、高級感と落ち着きを感じさせます。

やはり、伝統の技術というのは受け継がれてきただけあって一味違うと感じました。
流行のインテリア家具もステキで大好きですが、これからはこういった古くからの伝統も勉強し、大切にしていきたいと感じました。

よろしければぜひHPもご覧になって下さい。
→URL http://www.sai-koubou.co.jp/