テーブル塗装 編

タウンページの広告を見たお客様から
テーブル塗装のご依頼をいただきました

こちらがお預かりした座卓テーブルです
長年の使用で、キズやコップの跡も目立っている状態でした


▲before▲







では早速、手順を見ていきましょう☆








(1)シンナー拭きをします
 油や汚れをシンナーできれいに落とします








(2)研磨(素地調整)を行います
 サンダー(研磨する機械)で表面の塗膜を木地の状態まで落とします。細部や機械の入らない部分は手作業で行います
☆ポイント☆
古い塗膜が残っていると、下から劣化した塗料がひび割れてきて、
綺麗な仕上がりになりません。








きれいに落ちました









(3)着色剤の調合をします
 お客様のご希望の色を赤・黄・黒の3色を混ぜて作り出します。プロの勘での作業です。



 








(4)着色(地塗り)
 木地の状態を見ながらお客様のご希望の色の着色剤を塗布し、







古布で拭き取ります

仕上がりより薄めの色に仕上げます。

☆ポイント☆
色を一度に濃くのせてしまうのではなく、少しずつ行うことで色に深みを出していきます。大切な工程です。








(5)下塗り 〜透明な塗料を塗布する
 少しずつ塗膜をつけて肉付けしていきます。 


2時間以上乾燥させます。









(6)研磨
 目には見えませんが、木地が毛羽立っている状態です。この毛羽立ちを取っていきます。










(7)タッチアップ (キズ、凹みが有る場合)
 
 パテ処理した後に 





 色をのせて

 凹んだ箇所を目立たなくします








(8)中塗り 〜再び透明な塗料を塗布します




2時間以上乾燥させます








(9)研磨
 毛羽立ちを取ります。次の塗料のノリを良くして密着性を向上させます。





塗装のグレードと仕上がりの種類によって
(8)〜(9)の工程を2〜6回繰り返します。








(10)カラーリング(色調整)
 少しずつスプレー・筆・刷毛で着色していきます。この工程で、お客様のご希望の色にしっかりと合わせます。










(11)仕上げ塗り 仕上げ用の透明塗料を吹きつけます。

☆ポイント☆
ホコリやゴミがのらないように、掃除や水まきなどで環境を整え、
細心の注意を払って仕上げます。








(12)乾燥
 3日間で、しっかりと乾燥させます。



☆ポイント☆
しっかり乾燥させることで、塗装面が固まり、締まった仕上がりになります。
塗料の臭いもなくなります。






(13)完成です*:..。o○☆゚
▲before▲




●after●


元の色よりも少し濃く仕上げ、上品で落ち着いた雰囲気になりました♪